Page 25 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼山風蠱 南麓 19/2/6(水) 4:02 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 山風蠱 ■名前 : 南麓 ■日付 : 19/2/6(水) 4:02 -------------------------------------------------------------------------
コタツで寝ていたらしい。夢を見た。 田舎の公民館で赤いユニ着た僕の目の前を大岩の蹴った平戸のコーナーキッ クの弾道が左バックスタンドに飛び込みそこに陣取っていたユースがゴール 裏にボレーをけり込んだ。場所は昔のヤマハスタジアムのアウエイ。 これが今年の大岩サッカーだと夢は言っている。 試合後、雨戸の閉まった公民館のがらんとした板の間にロッカーから安部た ちのはじけるような声が聞こえる。 暗いがらんとした板の間で名波がこちらを向いて結果に納得いかなそうない つもの顔を相変わらずして、立ち止まる。感覚でしかサッカーを語れな鹿島 サポとはかみ合わないだろうと自分の悲劇の立ち位置をかみしめて名波は向 こうに去った。 立春を過ぎ、サッカーの季節が今年も来た。 今年は、パスサッカーの亡霊か11人の鹿島ジャムかをめぐって決着のつかぬ 年になりそうだ。ことしもどうぞよろしくお願いいたします。 |