第１９節

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第１９節　対フリューゲルス　9/14 (土)（カシマ）

祝！復活弾・長谷川祥之
３試合連続ゴール！柳沢

前回国立で非常に白熱した戦いを繰り広げおしくもＰＫ戦で敗れているフリューゲルスとの戦い。雨が横殴りに降りつける強風という悪条件のなか、取るべき人が点を取ってくれました。首位を独走はしているものの、続くチームもぴったりと追走しているため１敗もできないというプレッシャーの中で、今日も我らがアントラーズはリーグ戦ホームで負けなしという記録を延ばしてくれました。
試合は最初からアントラーズペース。右から左から、黒崎が柳沢がマジーニョが…チャンスを作ります。雨で芝が滑るためにトラップミスやボールコントロールミスが両チームところどころに出て、なかなかフィニッシュを決めることができません。アントラーズも黒崎が、柳沢が何度もゴールを脅かすもののゴールネットを揺らすことができません。しかし中盤の構成力で圧倒的に勝るアントラーズ、ボール支配率も圧倒的にフリューゲルスを上回り試合を終始アントラーズペースで進めます。
先制点は相手の攻撃をしのいで自陣でロドリゴがボールを受けたところから始まります。右サイドをドリブルでグングンと駆け上がるロドリゴ。相手ディフェンダーをドンドン引き離し右サイドを深～くえぐってセンタリング。ボールはひとりとばしてゴール正面の柳沢へ。柳沢これを右足でていねいにゴール右スミへ蹴り込み先制。セレッソ戦のゴールと同じような展開で柳沢が４試合で４ゴールとなる３試合連続ゴールを決めます。
それにしてもロドリゴ、左サイドの選手とは思えないほど右サイドの崩しが完璧です。アントラーズの攻撃陣は前後左右の区別無くプレイできなくてはならないのでまさにぴったりです。本当に頼もしい助っ人がやってきたものです。コンビネーションもだんだん合ってきているようだし、優勝に向けて攻撃陣がだんだん充実してきました。
しかし、残念ながら前半はこのあと追加点を取れないまま１－０で折り返すことに。圧倒的に攻めていただけにあと２点くらいは取れていても良いような展開だったのですが…。まだまだ遠慮しないでガンガン得点を取っていって欲しいですね。
さらに雨と風が強くなった後半、アントラーズは風上に立ちます。これでさらに有利になった後半、ぼくらの期待は大量得点へとふくらみます。
しかし、次の得点を決めたのはフリューゲルスでした。不用意なキーパーへのバックパスを相手選手につめられキーパーに届く前にボールをさらわれて痛～い失点。後半開始早々に同点に追いつかれてしまいます。しかし、今nのアントラーズはこの程度のことではあわてません。前半と同じくボールを支配し得点のチャンスをうかがいます。
そして、ついにこのときがやってきました。我らがアントラーズのゴールハンター、長谷川祥の登場です。８月１０日の試合以来、約１ヶ月ぶりの試合出場です。後半に入ってやや疲れの見えてきた柳沢に変わってフィールドに立ちます。負傷した左手の包帯がちょっと痛々しいですが登場していきなりのヘディングシュートでその高さとパワーを見せ付けてくれました。ボールはクロスバーに当たりおしくもゴールはなりませんでしたが、このあと何かやってくれそうな予感を観客に与えるのには十分でした。
そして追加点はマジーニョの頑張りからでした。左サイドで相手ディフェンダーとせったところで相手のミスを誘いボールを奪って中央へ。さらに相手ディフェンダーをうまくかわしてゴール正面フリーの長谷川祥へ。長谷川祥はこれを落ち着いてトラップ右足でＧＫの動きをよく見て正確にシュート。復帰第１戦でゴールネットを揺らしました。あぁ、そのガッツポーズが見たかった。祝！復活！！熾烈なポジション争いがこれから繰り広げられるアントラーズＦＷ陣の中でも最も頼りになる男の完全復活です。
その後ＦＷを増やして同点を狙うフリューゲルスに対しアントラーズも固い守りで応戦します。三浦のシュートから服部にゴールを決められ一瞬ヒヤリとしたもののこれは完全なオフサイド。追加点は許しません。アントラーズも最後の最後まで攻撃の手をゆるめることなく、ロスタイムに鬼木を投入するとそのままリードを守って試合終了。あれだけ攻めていながら２得点はちょっとモノ足りないですが勝利はファンへのなによりのプレゼントです。
さてそういうわけでリーグ戦、ここまでホームでは負けなし後半戦も４連勝と波に乗ってきたアントラーズですが、今日の勝利でまたもがっちり首位をキープです。しかし２位、３位のチームも今日の試合をモノにしてぴったりと後をつけてきています。まだまだ気をゆるめる訳にはいきません。今日の試合で一時帰国するジーコ。ジーコがいなくなって調子を落とすようでは真の王者にはなれません。次節は宿敵エスパルスです。ナビスコ決勝を控えたエスパルスがどういう試合で臨んでくるのかわかりませんがアントラーズは目の前の敵をたたきのめすのみです。ここで首位の座を他のチームに譲る訳にはいきません。
さてそれでは１９節までの成績です。
　チーム　　　勝　　敗　　得　　失　　差　　点　

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

　鹿　島　　１４　　５　４６　２１　２５　４４　

　　柏　　　１４　　５　４８　２７　２１　４２　

　名古屋　　１４　　５　４４　２６　１８　４２　

　浦　和　　１３　　６　３６　２３　１３　４０　

　横浜Ｆ　　１３　　６　３９　２９　１０　３９　

　磐　田　　１２　　７　３５　２９　　６　３７　

　川　崎　　１２　　７　４７　３２　１５　３６　

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磐田は首位争いから完全に１歩後退。背後の川崎の存在が気になるところでしょう。またアントラーズが前回の雪辱をはらしたことによって横浜Ｆも一歩後退。後半に入っての３敗が名古屋、川崎、鹿島と上位陣なのは仕方ないことといえばそれまでですがチームの調子を考えると優勝争いに絡んでこれるかどうか微妙なところです。またまた連勝記録を延ばした柏、ひたひたと忍び寄る川崎、監督問題にゆれている名古屋、若手攻撃陣の爆発力が恐い浦和、いずれもあなどれない強敵ばかりです。これらのチームとの直接対決まではしばらく間があります。それまでは１試合も落とさない心積もりでこれからも後半戦を勝ち続けましょう。

Kouzi Ozeki

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Game Result

祝！復活弾・長谷川祥之３試合連続ゴール！柳沢

祝！復活弾・長谷川祥之
３試合連続ゴール！柳沢