NHKで明日の天皇杯決勝の紹介(煽り)動画を見た。関西のニクラブが遠征して国立で覇を競うと、大袈裟に強調していた。2017年元旦の第96回天皇杯決勝は、首都圏の二クラブが吹田スタジアムで熱闘激闘を繰り広げたと、言うのに。あの時の、サポとしての幸福感と誇り、感動と感激、双眼鏡でバッチリ目撃した、左脚の職人遠藤のCKからこれまた職人気質の脩斗さんの魂の籠った必殺の一撃ヘディングゴールは、今でも忘れられない。自分の中に、永遠に宿ることだろう。
この時期に天皇杯決勝と言われても、今一つ、実感が持てない。もう、こんな崇高な経験を久しくしていないし。決戦を前に、ワクワクそわそわ、何事にも手が付かず、日毎に高まる胸のときめきを抑えられないetc...、こんな身を焦がす思いをすることは、もう訪れないのだろうか。チームが年々弱体化矮小化していくのも、冠タイトルを意識して高い緊張感と濃密な集中力の中で練習することも闘争心を燃やして戦うことが無いからだ。近い将来、今の鹿島の暗黒の氷河期が明けるよう、切に願っている。
そう言えば、この決勝の時、鬼木監督は当時の監督だった風間さんの下でコーチだった。どんな思いで、この試合を見たのだろうか。語る時があるのか.....。