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 ▼さて  元祖・大阪の鹿 24/8/27(火) 22:20

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 ■題名 : さて
 ■名前 : 元祖・大阪の鹿
 ■日付 : 24/8/27(火) 22:20
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   そもそもポポビッチ体制1年目であり、今シーズン初めは誰も優勝なんか期待していなかったし、戦力的に見てもJ2に降格しなければいいとさえ思っていた節があった。
さすがにJ2降格さえなければというのは極端ではあるものの、今年1年はチーム作りが優先だったはず。

それが、前半戦までかなりいい戦い方をし、首位の町田に勝ち点2差まで追い上げてきたことや、これまで天敵となっていた川崎Fからの勝利、昨シーズンダブルを喰らったマリノス、ヴィッセルに勝利したことで、「もしかしたら優勝できるのでは…」という思いがよぎった瞬間、チームは失速したことで、監督、優磨、チーム批判が起こってきた。
まあ、同じような形で何度もやられ、カウンターは発動できないのにカウンターで大量失点しているチーム状態を見ると、3年前から何にも改善していないと感じる部分もあるし、パスミス、判断ミスの多さなど、成長を感じられない部分も多々ある。
しかし、調子が良かった時は、ミスらしいミスが減り、苦手としていたチームにも勝つことが出来たのは、これまでの体制とは一線を画しているし、知念のボランチ転向が大成功したことも考えると、全てを否定することも出来ない。

やはり問題点は、チーム編成が相変わらずなフロントの方が大きいし、チームに何が足りていないかをフィットさせることさえできていないと感じる。
今の鹿島に足りないのはFWやCBとか言われているけど、私はむしろ、キチンとしたサイドアタッカーで、的確なクロスを入れられる、精度の高いミドルシュートを打てる選手だと感じている。
そういう意味では、絶好調時の樋口が近いけど、昔で言えば本山や野沢、遠藤康のイメージが近い。
今はそういう選手が皆無のため、クロスからの得点がかなり少なく、両SBもクロスの精度が低いため、崩してからの得点しか狙うことが出来なく、ここ数試合の得点がPKなのも、それが遠因となっている。
そういう意味で、補強ポイントが田川だったりタレスというのは、実は大きく間違ってはいないと思うのだが、いかんせん、トップを張る優磨が最前線にいないことや、チームとしてそういう戦いが全くできていないことから、不発になっている。
結局は、ポポだったり、チームだったり、フロントだったりが、どうやってチームを作り上げるのか、どういうチームを目指していくのか、そのためにはどういう選手が必要となるのかが詰め切られていなくて、ポポとしては今いる選手の中でチームをやりくりするしかなく、そのために選手固定、交代枠をフルで使わないということが起きている。

この状況は今シーズンですぐには改善できないし、スタメンがかなり疲労を感じているため、もう優勝などは夢であるということが目に見えている。
柴崎が言うように、1人上手い選手がいたからどうにかなるものではないというのはそのとおりであるけど、1人の選手がチームに大きく影響する可能性があるのも事実。
今季の優勝は個人的に難しいと感じているものの、来季に向けた意地だけは見せて欲しい。
タレス…、前節では良く分からなかったけど、化けてくれたらうれしいな…。

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