自分は、一部の人達が言う、岩政さんが棚から牡丹餅でラッキーで鹿島の監督になったのではないと考えている。岩政さんも、レネ監督の後を打診された時は、実際、大いに悩んだことだろう。レネ監督の着任がコロナの防疫措置で遅れたために監督代行となり、計5試合指揮したのちに新監督に引き継ぎをした時の、あの岩政さんの表情を見れば分かる。
それでも、正しく火中の栗を拾うが如く、チームのピンチに引き受けてくれた。むしろ、感謝したい、そう考えている。
そんな岩間さんを、長年選手時代から見ている自分も、どうしても嫌いになれない。絶対に嫌いになれない。如何なる批判もしたくない。むしろ、擁護反論したいくらいだ。
そんな自分だが、今年も天皇杯で敗退した後は、監督交代賛成に立場を換えた。来季は新監督を迎えなければと思う。ただ、それには、前提条件がある。以前に、ここでどなたかがおっしゃっていたが、自分もフロントの責任を先ず明確にすべきと考える。確か、以前に、クラブの運営責任者(常勤の取締役)には“けじめ”を着けて欲しいと。しっかりと責任を明確にして取るべきだと。具体的には、小泉社長と吉岡FDには昨年度分と今年度分の役員報酬を全額返上すること、鈴木、金子、春日の3取締役には今年度分の役員報酬を全額返上することを求めると。現状のチーム状況を鑑みればこの5人の取締役は仕事をしていないのは明白だから、一片の責任感道徳心があるのなら各自責任を取るべきだと。そして、納得できないのならクラブを去るべきだと。そんな趣旨の内容だったと思う。
自分も、これには大いに賛成だ。全く異議無しだ。組織たるもの、そうあらねばならない。自分も、今季の鹿島の低迷を、岩間さん独りだけにその責任をとらせるのは、絶対に納得出来ないし許せない。