長文になりますがご容赦ください。
大岩から始まった「こういう戦い方をすれば勝てる」と言う王道サッカーを目指し始めだし、型にはめながら相手を崩して点を取ることに固執し始めた。
これは大岩の意図によるものかは不明だが、ザーゴと続いた系譜を見ると、フロントの意志が介在しているように感じる。
しかし結果は酷いもので、今シーズンにいたってはバイラー招聘で戦い方が180度変わり、綺世と優磨の個人能力でなんとかなったものの、相手チームから研究され、綺世が抜けると、明らかな得点力不足とチーム力の低下を招き、バイラー解任後の岩政による再びポゼッションサッカーの志向が完全に混乱をおこし、チーム力はさらにがた落ちになった。
恐らく、選手のなかでは頭の中の思考と体がマッチしていない感覚であり、そのためパスの受ける状態がだんだん悪くなり、パスミスを連発したり攻撃がノッキングしたりしている。
つまり、鹿島全体の戦術理解度が低いことが酷い試合を招いている要因となっている。
バイラーの良かった点はその部分を見抜き、縦ポンのサッカーをしながら、リスク管理を進めたことでシーズン前半はいい戦い方もできたが、ある程度研究され出すとそれも通用しなくなってきた。
だから、バイラーが解任され、岩政が監督になったとき、過度の期待は禁物だと言ったけど、今の鹿島を変えるのに岩政が監督でも、誰が監督でも、恐らく無理と思っていたし、予想どおりになってしまってる。
岩政の「1、2か月で良くなるわけ無い」はいい得て妙。
王道サッカーに固執し、選手の特徴も無視して進めてきたこの数年間のツケが一気に表面化しただけ。
岩政を擁護する気はないけど、それだけ今の選手の能力は低い。
今シーズン、J2落ちはなくなったので、もう少しだけ長い目で岩政を見てあげるしかない。
しかし、今日の試合は酷すぎだな。
こんな試合じゃあ、鹿島スタジアムに行く気も起きない。
最終節のガンバ戦、聖地、鹿島スタジアム観戦を辞めますわ。
お金がもったいないので。