競わせるといいながら、キャプテンは三竿と決めてしまっているんだから、チームもそのレベルにしかならないわな。戦力補強も、戦術も、将来への見通しがアバウト過ぎるんだよ。敵(川崎)を見てみよ、海外に主力が流出しても的確に補強、生え抜きも次々と育ち、チームの戦い方の意識も統一されているではないか。これは、フロントの仕事の緻密さの差だよ。
一番大事なものをないがしろにして、スカウトの好みで補強してきたために、チームとして崩壊した。緻密さがあれば、ザーゴの資質だって慎重に判断できたはず。勝つために必要なことを逆算して努力を積む態勢さえ出来ていないから、先も暗い。
Jリーグ創成期は、ブラジルにだけコネクションがあればよかった。しかしジーコに頼るしかない時点で深刻なフロント力の低下であることに自らが気づいていない。監督選びも選手選びも、より緻密に進められるシステム造りをしなくちゃいけない。
まず、どんなサッカーをするかは、それほど選択肢はない。それに必要な専門性の高いコーチを呼んで、技術、フィジカルを向上させるところからやらないといけない。合目的に練習しないと技術の向上も進まない。もう終わったのだから、対症療法的な練習はやめて、根本的な技術練習を来季に向けて開始しないと、また同じ間違えを繰り返すことになるわな。