Page 389 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ピトゥカ 宿鹿 21/5/10(月) 6:52 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ピトゥカ ■名前 : 宿鹿 ■日付 : 21/5/10(月) 6:52 -------------------------------------------------------------------------
新アントラーズを観たいと思い、今年2度目の鹿島詣で。朝4時に出て、 一人だから一般道を午前8時過ぎには着いた。 30年記念事業ということで、歴代8番のプロフィールや現在のインタビ ューが流れた。1991年、僕はこの年の夏、開頭手術をし、退院した時に これからは選択をして生きる、サッカーは鹿島に限ろう、と決めた。 17時01分、キック・オフ。 サッカーのレベルは、しばらく見ないうちにこんなにも下がってしま ったか、という印象。鹿島もそうだが、FC東京の方も、選ぶべきサッ カースタイルが、まだ決めきれない、模索中と言う印象。 サッカーである限り、パスで崩すことは絶対なのだが、三角形や五角 形を組み合わせるための技術の習熟の成果がサッカーなのか。 そう言い切れない夢があるのだ。 もしそうなら、体が大きく運動能力の高い肉体とそれなりの肉体とでは、 結果が見えてしまう。アンドロイドにそれをさせればよい。Jリーグを席 捲するこの一つの流派に「入信」するか否か、いつから始め今どの程度か で、順位表が作られていく。そういうことなのか。 だが、「サッカーはそうではない。」という声が耳の奥にわだかまる。 少なくともアンドロイドでなくAIのレベルは必要だ。そして、それら の言語を越えるものがあるとするなら、それは、文化だ。 ピトゥカの球さばきは、美しい。ゲームの流れの中で彼が取るポジション には意図があり、捌く足元は美しく鋭い。 彼が出てくるまで待っていてよかった。この選手なら映像でなくスタジ アムまで出かけて見に行こうとする価値はある、これからもアントラーズ サポーターを続けられる。こう思いながら、夜道を帰った。 心配事が一つある。彼のために。足が細い。筋肉の鎧がない分、Jリーグの 「ボールでなく足を狩る」プレーにさらしたくない。ケガ注意。 |