4位C大阪、(豊川)
3位名古屋、金崎
2位G大阪、昌子
1位川崎F、(山村?鬼木??) 参考
ACL4強神戸、西
今年の上の結果は、勝利のマインドを身に着けたかつての鹿戦士が所属チームに好影響を与えた結果ではないか。
鹿島は「将来有望株」を各チームから取り集めたが、歴史を継承できず、最後までピシッとしない「勝負弱さ」を引きずってしまった。
戦術の大幅な変更があったとは言え、人員面でこんな「貿易赤字」を繰り返していてはタイトルはおぼつかないだろう。
やはり2017年のV逸失でJリーグ全体の流れが変わってしまった。
チームのある主力はV逸に愛想をつかし、あるいは責任を感じ、あるいは海外に活躍の場を求めチームを去った。
鹿島では過去にも海外に飛び立つ者はいたが、屋台骨を支える主力がチーム内競争に敗れた以外の理由で、国内の他チームに移るケースはほとんどなかったのでかなりの違和感があった。
バンディエラの引き継ぎがなされなかった事、これが鹿島低迷の原因と思っている。
小笠原の最有力後継候補の柴崎が海外へ出て、三竿は小笠原とピッチに立つ時間が短すぎ、安部は早々に…。
小笠原ほどの生え抜き旗手はなかなか育たないので、急場を凌ぐ手段としては助っ人の力を借りる方法となるが、その「候補」もチームを背負い勝たせるタイプではなく…。(土曜の試合で失点の起点になっていたが、新人ならまだしもベテランの助っ人があのような大事な試合であれをやってはいけない)
ジーコに始まり、ジョルジーノやビスマルク、小笠原と引き継がれてきた鹿島の中心。Jには今バブル期のような予算がないので年々「小粒」になるのは仕方ないとしても、メンタル的にもフィジカル的にもチームの中心に座る選手、勝利に結びつく決定的なゴールやパス、体を張ったプレーができる選手が何よりも今求められていると思う。
FW、MF、DF各ラインにそれに次ぐ選手がいれば、チームはそうそう崩れない。
今の川崎は、中心は中村から小林にしっかりと引き継がれ、各ラインに核となる選手か揃っている。
テクニカルな面や戦術が話題になりがちだが、川崎の強みは苦難の末に勝ち得た勝者のメンタリティだろう。
鹿島にも中心になりえる候補はいると思うが、戦術うんぬんの前にそこを取り戻したい。
その意味で来期、FWの核はエヴェラウド、そして上田の成長に期待。
MFは小笠原の後継者、視野の広い攻撃的ボランチをいかに補うか。
DFはブエノに戻って来てほしい。町田、関川はまだ引っ張れない。
ザーゴ体制、ポゼッション志向は来期も変わらないだろうが、相手の出方に応じた柔軟な戦い、選手自身が勝つ為に自ら考え判断できるレベルに引き上げる事が必要で、鹿島がチームとして賢く成長し、原点に回帰する事を切に願っている。