例え、得るものが無い勝利だったとしても、負けて失うものの大きさから比べたら、天国と地獄ぐらいの差があると思う。
もし、昨日でシーズンが終わっていたら、このままクリスマスを新年を迎える事になっていたとしたら、ぞっとする。
今年のCWCの南米代表は「フラメンゴ」だった。年寄しか分からないと思うけど、鹿島とフラメンゴがCWCで対戦できていたら、どんな事になっただろう。
日テレは昔のトヨタカップのジーコの映像を引っ張りだしてくれたかもしれない。
今年のACLのトーナメントを戦っている時「そんな事」考えただろうか。
もう少し視野を広く持てれば、ACLの捉え方も変わったかもしれない。
罰ゲームと呼ばれた「スル銀杯」も、ジョルジーニョが「その意味を説いてくれた事」で、鹿島は真剣に取り組んだ。その事が大迫がドイツで成功している一助になっているのではないだろうか。
「鹿島の強み」の一つは、ジーコを中心とした「世界との繋がり」、初代キャプテンのサントスが説いた「勤勉さ」。
それは、日本の広告代理店が仕切る「今の価値観」とは一線を画しているかもしれないが、
だからこそ、それが鹿島が他のクラブとは違う「個性」であり、他のクラブが追いつけない財産であると思う。
こうやって、あれ、これ、考える事ができるのも、天皇杯の決勝まで進めたから。
年末をどんよりと過ごさずに済んだ事だけでも、良かったと思います。