ここ数日、移籍新加入ニュースが堰を切ったようにリリースされた。相馬選手のレンタルバックの報で一段落か。多くのサポは心待ちにしていただけに大いに沸いた。でも、自分は冷めた気分で見ている。2017年も“リーグで頭一つ抜き出るため“と大型補強を行ったが、結局、結果は出なかった。当初から海外志向があった安部選手を除けば、現在もクラブに在籍して昨季もチームの中心戦力だった選手は二人だけ。つまり、成功率2/7。何故か鹿島に加入すると、選手はその持つ個性的な特徴の輝きを失う。鹿島のスカウトの目を引き付けた“魅力”が消え失せる。人間の集団の問題なので人と人との相性の問題もあるだろうが。満強化部長の“最適戦力”の元、有望な新人選手をあちこちから集めても、ここ数年、ほとんどが芽が出ないままクラブを去って行く。楽しみにしていた選手もいたのに。この、鹿島のクラブに染み付く内部に蔓延する“空気や匂い”をきれいさっぱり払拭する術は無いものだろうか。さて、今年の新加入選手達、何人が生き残るかな?
もう一つの理由は、新加入選手が守備陣に偏っていることだ。昨季崩壊したSB陣の立て直しに、スンヒョン選手の補強にと分かるのだが、SB陣以上に立て直し急務は攻撃陣の筈だ。今季もレギュラー主力に白崎・伊藤両選手を配するなら、心許ない。あと最低限、攻撃的MFとゴールゲッターのFWを一人ずつ。できたら2+2。まさか、プロで全く実績が無い高校生ルーキーを戦力と見ている訳ではないだろうし。
移籍ウィンドーが開いている内は、期待したい。夢生選手の時の様にサプライズも。
ところで、移籍の噂があった康選手や幸敏選手はどうなったのだろう。今季、鹿島に残るのなら、チームに爆発的快進撃の活力を生む活躍を期待したい。