▼東京アントラーズさん:
下部組織の充実は勿論、不可欠な要素の一つですが、それだけでは視野狭窄に陥ると思います。高校サッカーの誰それが良く見えたとしても、質、数ともにたかが知れている。
全世界のサッカー選手をA〜Cのグレードに分類するとします。Aクラスはイニエスタやトーレス、Bクラスは日本代表および候補レベルとします。金銭的な現実があり、今のJ1リーグは当然 Bクラスの選手の奪い合いです。鹿島にもAクラスが1人くらい来てくれてもいいですが、しわ寄せは少なくない。だから、Bクラス集めになりますが、それを日本人選手に絞ってしまうと、そのパイは小さい。どこのクラブも現在も下部組織で選手を育てていますが、日本代表レベルになると海外に行ってしまう。以上が、今年も起きた移籍問題ではないですか。
むしろ、少しでもパイを大きくするため(選択肢を増やすため)、韓国人やブラジル人、ポルトガル語圏だけでなく、世界に目を向ける必要性をより強く感じます。鹿島の強さは思想であり、チームワークです。それに最も適した精鋭を集める為には、世界中のまだ見ぬ原石に目を向け、ぜひ日本の鹿島でプレーしたいんだという奇特なBクラス選手に巡り合う努力も必要でしょう。