今年のクラブのスローガンは「かわる」。
良くも悪くもここ十年の鹿島のフロントは保守的だったと思う。
Jリーグ発足時、鹿島以外のクラブがチケットの販売をチケットぴあに委託販売したが、鹿島は独自の販売システムを構築した。
消防法をクリアしてスタジアムで直火が使える様にした。スタジアムグルメはプロ野球の西武ライオンズに伝播し、千葉マリンスタジアムは今や「モツ煮スタジアム」と呼ばれている(本家より有名になりかねない)。
スカパー!の下請けみたいな映像制作に力を入れていた時期もあったけど、最近は何も聞かない。
楽天が、ノエビアスタジアムとコボスタ宮城でキャッシュレス化を行うという。
カシマスタジアムなら「スタジアム内でのみ使用できる金券」の発行の方が面白い。
発行者はクラブでも地域でもいい、額面11,000円を10,000円(購入者は1,000円得になる)で発行する。スタジアム内でできる事はいろいろあるはずだし、スポンサー企業のプラスになる事もたくさんあるはずだ。
カシマスタジアム、クラブハウス、Jリーグのトップクラスの施設だが「施設がある事で他のクラブと差別化できた時代は終わった」
これからは、その施設を使って「鹿島ブランドの向上」を図らないといけない。
「さいたまスタジアムなら黙っていても代表戦を組んでもらえるが、カシマスタジアムで代表戦を招致するにはどうすればよいのか(キャパが少ないから無理なんて諦めてほしくない)。本気で考えて欲しい。
選手は海外で活躍、チームもACLを獲った。クラブも頑張って欲しい。
東京五輪以降の日本のスポーツ界は、地域に拠点を置いたクラブ方式が増えてゆく事になると思われます。
FC東京のバレーボールチームは有名だし、札幌、ヴェルディもクラブが様々なスポーツクラブの運営母体としての役割を持ったり、期待されている。
昔、テニスの国際試合をサポートして事もあったのだから、あれもこれも手を拡げ過ぎても良くないけど、バスケのロボッツとの提携などでノウハウを身に着けていってほしい。
「かわる」という事は、サッカーだけやっていればいいという時代は終わった、という認識であってほしい、と思っています。