Page 94 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼謎解き:大岩の秘めたる野望〜L-BOX?→まずは鹿島の伝統をフェイドアウト 鹿一 18/2/25(日) 18:33 ┣Re:謎解き:大岩の秘めたる野望〜L-BOX?→まずは鹿島の伝統をフェイドアウト 鹿島でスマイル 18/2/25(日) 21:27 ┃ ┗Re:謎解き:大岩の秘めたる野望〜L-BOX?→まずは鹿島の伝統をフェイドアウト 鹿一 18/2/25(日) 22:16 ┗Re:謎解き:大岩の秘めたる野望〜L-BOX?→まずは鹿島の伝統をフェイドアウト 元祖・大阪の鹿 18/2/25(日) 21:55 ┗Re:謎解き:大岩の秘めたる野望〜L-BOX?→まずは鹿島の伝統をフェイドアウト 鹿一 18/2/25(日) 23:23 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 謎解き:大岩の秘めたる野望〜L-BOX?→まずは鹿島の伝統をフェイドアウト ■名前 : 鹿一 ■日付 : 18/2/25(日) 18:33 -------------------------------------------------------------------------
>攻撃時、三竿をDFライン近くまで下げ、レオシルバはポジションを上げて自由に動いて>いいみたいな、お墨付きを与えていたようだが、それで大岩は何をしたかったのだろう。 >両サイドを高く保ち、内田と安西のアイディアに任せようとしたようにも見えるが、… 自分で書いていて気が付いたが、これは変則3バックであり、内田と安西を高めに保ったN-BOXならぬ、L-BOX?そう!ジュビロじゃん。 磐田黄金期 今日の鹿島前半(変則布陣) N-BOX L-BOX? 中山 高原 優磨 金崎 藤田 奥 安部 遠藤 名波 レオ 服部 福西 安西 内田 大岩 田中 鈴木 昌子 三竿 植田 監督:鈴木政一 監督:大岩剛 当時のジュビロが名波のチームであり、名波なくしてN-BOXがなかったように、もしかしたら、大岩はレオシルバを中心に、彼のチーム、L-BOXなるものを構想しているのではないか。これは推測の域を出ないが、シンクロポイントが多い。 ・フォーメーションがN-BOXと同じ ・名波中心のチーム(磐田黄金期) →レオシルバ中心のチーム(大岩鹿島) ・ポゼッションサッカーの代名詞(磐田黄金期) →ポゼッションにこだわるサッカー(大岩鹿島) ※オフの間もポゼッションのトレーニング)をしてきた。大岩がポゼッションサッカーを目指しているのは明らか。 ・磐田の華麗な(タレント)サッカー→タレント起用(大岩鹿島) ※ヴェルディの安西を開幕から抜擢するなど、ウマい(器用な)選手を軸にしている ・まさに大岩自身、チームの一員としてジュビロ黄金期のN-BOXをよく知る一人 ・N-BOXでクラブ世界選手権でレアルを倒す目標が同大会中止となり夢と潰える。 →鹿島が石井さんの元で一昨年クラブワールドカップで成し遂げられなかった世界一を果たしたい。決勝でレアル(レベルの強豪クラブ)を大岩サッカーで倒したい。 ※裏を返せば、今までの鹿島のサッカーでは世界一はおろかACL優勝も難しいとお考え? この大岩色に鹿島を染める作業を彼は徐々に進めているように思える。(サイレントキラーのように) さしあたり、この構想実行の上で立ちはだかるのが、鹿島の伝統の体現者である小笠原だ。 小笠原は大岩の(おそらく)目指す流麗なサッカーには与しない。泥臭くても勝つサッカー。 小笠原には闘将として「戦うスピリット」をベンチからピッチ送っていてくれさえすればいい。小笠原のチームでなく大岩のチームでなければならず、その中心は鹿島の伝統に染められていないレオシルバが好都合。 つまり、大岩にとっては自分のスタイル(ジュビロ黄金期)を鹿島に浸透させる上で、まずは鹿島の伝統を消さなくてはならない。その象徴である小笠原を骨抜き(有名無実化)にする事は布石の第一歩。 あくまで推測ですが、自分の中で不思議とリアリティをもって迫ってきました。 |
▼鹿一さん: >自分で書いていて気が付いたが、これは変則3バックであり、内田と安西を高めに保ったN-BOXならぬ、L-BOX?そう!ジュビロじゃん。 >さしあたり、この構想実行の上で立ちはだかるのが、鹿島の伝統の体現者である小笠原だ。 >小笠原は大岩の(おそらく)目指す流麗なサッカーには与しない。泥臭くても勝つサッカー。 >小笠原には闘将として「戦うスピリット」をベンチからピッチ送っていてくれさえすればいい。小笠原のチームでなく大岩のチームでなければならず、その中心は鹿島の伝統に染められていないレオシルバが好都合。 >つまり、大岩にとっては自分のスタイル(ジュビロ黄金期)を鹿島に浸透させる上で、まずは鹿島の伝統を消さなくてはならない。その象徴である小笠原を骨抜き(有名無実化)にする事は布石の第一歩。 > 清水から帰宅しました。帰りの道中、なぜここまでレオシルバ選手にこだわり、小笠原選手が使われないのかと頭の中で反芻しておりました。たぶん大岩監督のめざすサッカーと相容れない部分があることや、小笠原選手の影響力の大きさがあだになっているのではということを思い巡らせていました。そのため、鹿一さんのご意見は納得する部分があります。でも仮にジュビロ時代のNーBOXになぞらえる部分があるとしたら、名波さんとレオシルバ選手では格やタイプが違い過ぎるので無理だと思います。また、鹿島の精神的支柱である小笠原選手をないがしろにするような起用法を、サポーターは受け入れがたいのではと思いますし、鹿島の伝統を足かせととらえる意図があるとしたら、許しがたく感じてしまうと思います。 実際今日のゴール裏では、レオシルバ選手のミスに対してとてもナーバスになっている雰囲気があり、辛辣な言葉も飛び交っていました。多くの人が何か納得していない気持ちを抱えて応援しているようで、単に結果が出せないチームに対するいらだちとは違ってきているように思いました。帰りのバスでは、見ず知らずの鹿サポさんに「どうして大岩監督はレオシルバ選手やPJ選手にこだわるんですか。」と聞かれたりしました。加えてACLから中3日なのに、ほとんど同じメンバーで臨み、勝ちきれなかった采配も謎で、サブの選手の気持ちを思うと切なくなります。選手やチームのマネジメント上モヤモヤしたものが残らないかも心配です。 監督の意図が、鹿島の伝統をリスペクトするものであって欲しいですし、戦術にとらわれすぎず、公正な競争を反映させながら強いチームを作って欲しいと思います。 |
>でも仮にジュビロ時代のNーBOXになぞらえる部分があるとしたら、名波さんとレオシルバ選手では格やタイプが違い過ぎるので無理だと思います。 ご指摘のように、この仮説で引っかかるのが「レオシルバは名波になれない」のに、なぜレオか?という事なんですよね。 これも仮説ですが、大岩は「自分理想形」が最優先で、人材は二の次なのでは。一見矛盾しているようですが、別にレオじゃなければならないわけではなく、ジュビロスタイルを受け入れないであろう(大岩の主観かもしれないが)、小笠原は使えない、という事なのでは? 鹿島の伝統に「縛られず」、自由に動けて「何かやってくれそうな」雰囲気を持つ(でもやってくれないけどね)レオシルバに拘るのは、彼にとって今のメンバーの中ではベターベストという事ですかね? まあ、謎です。 なので、まず鹿島の伝統滅却が先なのでは…と見てしまうのです。 |
▼鹿一さん: 私も概ね同じ考えです。 大岩の監督就任当初は、レアンドロや中村、三竿の起用などがありましたが、戦い方は石井監督の路線を継続し、4−4−2での守備からのカウンターをある程度重視した戦い方で臨んでいたように感じます。 転機は夏のフレンドリーマッチ戦のセビージャ戦からです。 あの時は後半の2得点で勝利したものの、シーズン前でコンディションがイマ一つの相手のポゼッションと展開力に圧倒されたことで、大岩は世界基準での戦い方を模索し始めたのだと思います。 それが、自身が所属していたころの磐田であり、N-BOXなのでしょう。 確かに、あの時の磐田のサッカーはJ屈指のポゼッションサッカーだったと思います。 しかし、あのサッカーを目指すにしてはメンバーの選考も含めてうまい選手だけを揃えて成り立つわけでもなく、要であるボランチでの的確なパスセンスと展開力が必要になるのに、鹿島で唯一それができる小笠原を外してのレオでは、完全に空回りするのは目に見えています。 永木は三竿の代わりでしょうが、永木の方がまだ展開力はあります。 どう考えても名波のピースがないのに、無理やりそういう戦い方をしていたらノッキングするのは当然ですし、こういう選手が次に出てこなかったから、ジュビロの世代交代がうまくいかずに衰退してしまったのです。 鹿島のサッカーがACLで勝ち上がりにくいのは、特定の選手に依存した戦い方をしないできているためで、短期決戦のうえ、相手の戦い方を熟知していないチームで、更に個の強烈な数選手がいるチームの前では、鹿島の戦い方がうまく機能しないケースがあります。 そのためか、たまにJ2から上がってきたチームに苦戦したり負けたりするのもその影響かと思います。 しかし、特定の選手に依存しないおかげで、これまでの世代交代がある程度スムーズに進めてこれたのかともいえます。 大岩のサッカーは最強チームを作りたいという気持ちなのでしょうが、ある程度分からないわけではありませんが、今のメンバーではかなり無理があるうえ、そういう選手起用になっていないことも問題です。 また、鹿島らしさの欠乏は、違う意味での問題も出てきます。 ポゼッションサッカーの悪い点は、ポゼッションに選手がはまるとサッカーがうまく機能しているような錯覚に陥ってしまい、本来の目的である「ゴールを奪って勝つ」という行為がおぼろげになる点です。 どんな泥臭いゴールでも1点を奪って勝つ、という鹿島の勝つという行為までにも影響する可能性があり、よく「勝てなかったがいいサッカーをしているので問題ない」という、勝ち癖を減らしてしまうという点が出てきそうなのが怖いところです。 実際に、ACL1戦目の引き分けに篤人がそういうことを言っていましたが、単に気持ちの切り替えでいっているのならいいのですが、ポゼッションの勘違いサッカーに浸透されてきているのであれば、深刻な問題になる可能性があります。 実際に、昨シーズンからそういう事態になりつつありますが。 公式戦、数試合で判断するのはいかがなものかとも思いますが、万一、次のホーム開幕戦で勝てないようでは、真剣に大岩の更迭も視野に入れるべきだと思います。 |
▼元祖・大阪の鹿さん: >転機は夏のフレンドリーマッチ戦のセビージャ戦からです。 >あの時は後半の2得点で勝利したものの、シーズン前でコンディションがイマ一つの相手のポゼッションと展開力に圧倒されたことで、大岩は世界基準での戦い方を模索し始めたのだと思います。 →なるほど、ここには気づきませんでした。監督してはきっと「課題は見えたけど、結果が出たし、強い相手に対しては、柔軟に対応し機を見て仕留める今までの鹿島のサッカーが良し」と総括していたのでは、と勝手に思ってました。少なくとも自分はそう捉えてました。(ある意味、石井さんのサッカーの継承) しかし秋以降のボランチのチョイスの変化(小笠原外し)、ポゼッションスタイルへのシフト等を見ると、確かにご指摘の説、点と点がつながります。 >しかし、あのサッカーを目指すにしてはメンバーの選考も含めてうまい選手だけを揃えて成り立つわけでもなく、要であるボランチでの的確なパスセンスと展開力が必要になるのに、鹿島で唯一それができる小笠原を外してのレオでは、完全に空回りするのは目に見えています。 →パサー不在のうまい子ちゃん起用で「黄金期ジュビロ型」を猿マネしても、中盤がだぶつき、攻撃に無駄に時間をかけ、スタッグする、この繰り返しです。理想ばかりが先走り、足元が見えていない…、青年監督が陥りがちなパターンですね。 ご指摘の通り、「人」(個性、センス)に依存したサッカーは主役が健在なうちは、無類の強さを誇るが、人材を失うとまた一からチーム作り(コンセプトから)を始めなくてはならず、これはかつてのジュビロや他のJチーム〜浦和、名古屋、東京が陥った負のパターン。ヴェルディは今なお一貫して華麗なサッカーをコンセプトにしているが、迷走(前園を中心としたチームを試みる等)して脱落して以降、資金難も加わり人材が集まらず、苦戦したまま。 一方の鹿島は「人」に依存せず、鹿島神流ならぬ「目に見えない戦う哲学」をチーム全体に敷き、心技体の統合にそのコンセプトがあると思われます。(ブラジル流に訳せば、ジーコ・スピリット) その「道」に精進すれば、個性を超えて「誰が出ても鹿島のサッカー」ができる。もちろん高い技術がなければ鹿島では生き残れないが、個を押し出すのではなく、鹿島のコンセプトにその身を委ねる謙虚さがベースとなる。 楽しい「いい」サッカーでなく、勝負に徹したサッカー。 そういう鹿島の財産が今、失われつつあります。 ACL上海戦(引き分け)後の内田の、自分に言い聞かせるような言葉「絶対に間違ってない」→大岩を守ろうとする組織人の言葉であり、姿勢としては間違ってない。しかし、今の監督のスタイルと鹿島の伝統のギャップに逡巡する「救世主」の懊悩を表していると感じました。 |