ファブリシオは並以上の推進力があり、何よりも和を尊ぶ精神をもった選手だった。セカンドステージに登場し、山本との左サイドの守備の連携で2試合ほど敗戦の原因になったものの、驚くべき早さでチームに貢献する方法を理解した。フィジカルがこれから更に上がっていくのであれば、貴重な戦力になったばすである。
加入する攻撃的な外国人MFは、同じようにサイドの守備バランスでスタメン定着が計られるだろう。カイオも最初はよく悪いボールの失い方をした。それを周りがサポートして育てた。
ただ、今年は1リーグ制なので余計な黒星は避けなくてはならない。セレーゾならばあくまでも期待する選手をスタメンで使い続けるだろう。石井監督には、きめの細かい采配をお願いしたい。だからこそ、SHとしての土居、中村の堅実な働きが今季前半の鍵となる気がする。堅守で、なおかつ体力をつけて攻撃の推進力も加われば、レギュラーの座を守れるはずである。