Page 409 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼(素朴な疑問)なぜ1トップなのだろう? 仙台鹿 15/5/6(水) 22:52 ┣Re:(素朴な疑問)なぜ1トップなのだろう? 監督が重要 15/5/7(木) 0:11 ┗Re:(素朴な疑問)なぜ1トップなのだろう? ぽろん 15/5/7(木) 10:20 ┗Re:(素朴な疑問)なぜ1トップなのだろう? 仙台鹿 15/5/8(金) 0:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : (素朴な疑問)なぜ1トップなのだろう? ■名前 : 仙台鹿 ■日付 : 15/5/6(水) 22:52 -------------------------------------------------------------------------
素朴な疑問なのですが、セレーゾはなぜ1トップを採用するのでしょう? 大迫やダヴィといった強力なFWがいるなら1トップも機能するでしょうが、 高崎や赤崎では荷が重すぎますよね。 4/29のベガルタ戦をユアスタで観戦しましたが、 高崎は、攻撃でも守備でもほとんど役に立っていませんでした。 (試合は勝ちましたけどね) 金崎ならそこそこ機能しますが、彼も1トップは本職ではないはずです。 なぜ1トップにこだわるのか。4−4−2に戻す選択肢は無いのか。 どなたか、ご意見をいただけませんか? |
▼仙台鹿さん: >素朴な疑問なのですが、セレーゾはなぜ1トップを採用するのでしょう? あくまで個人的意見ですが,守備重視は勿論として、2TOPは難しいからではないでしょうか。 Jで言えば宇佐美・パトみたいに、はまれば2人だけで得点できるぐらいでないと、2TOPのメリットは出ず、デメリットばかり目立ってしまう気がします。 狭いスペースに2人ですから、相性が悪いとお互いにスペースを消しあってしまうというか、片方は消えてしまいがちというか・・・この辺は練習より相性が強いと感じており、2TOPが伝統の鹿島でも、2012年、大迫・ダビの双方レベルが高い2TOPで苦戦し続けたのは周知の通りです。 あくまで個人的な意見ですが、2TOPでカイオ、遠藤、柴崎、小笠原という中盤では、守備は更に崩壊一直線の気がします。(セレーゾは2TOPが好みみたいですが) また、2TOPにすると前のスペースは少なくなり、遠藤・カイオも現在の特徴を出せなくなることも多くなり、攻撃面で必ずしも+αになるかは分かりません。 2TOPを採用するなら、相性抜群のFW2枚(内1枚はマルキクラスの決定力と守備的貢献心を兼ね備えたオールラウンドなFW希望)、また、中盤には代表クラスの守備ができる選手が2人は欲しいと感じています。 |
▼仙台鹿さん: >素朴な疑問なのですが、セレーゾはなぜ1トップを採用するのでしょう? セレーゾは前々から2トップに戻したい希望は持っている旨のコメントを発してますね ただ現有戦力で4−4−2をやるにはボランチに守備とポゼッション能力に長けた能力を兼ね備えた選手が足りないと。 だから4−4−2へ戻すための布石として4−1−4−1などを試しながらゲームをおこなっていると。 前の選手能力のバランスもあると思いますがやっぱり守備面と攻撃面でのバランス重視となる4−4−2となると簡単に戻せないでしょう。 ご存知のとおり以前の鹿島の4−4−2だとダブルボランチに攻撃センスも守備の強さもある一定のレベル以上の選手が組んでいました。もちろんどちらかの能力が長けていてもです。 システム的に両SBがワイドに開き上がり目のポジション取りしCBの間に方ボランチが入る3−5−2的なポジショニング、あるいは守備の際には両サイドの裏のスペースを方ボランチが埋めたりやや低めの守備ラインの前のスペース、いわゆるバイタルをボランチが消したりと前線から中盤、最終ラインのカバーリングまでと豊富な運動量と多彩なセンスを必要とされてました。 ここからは一般論と個人的見解を含みますが... 近年、中盤でのボール支配率がゲーム展開をより有利に迎え、スペースの消し合いとなるとサイドスペースの攻防が鍵となってきました。 中盤選手に求められる運動量と守備的センスは数年前とは比べ物にならないでしょう。 ただ鹿島は小笠原から柴崎への王位継承、そして小笠原の不調と運動量低下もあって中盤の運動量をカバーするためにもトップ下を置いて運動量を補ったわけです。 ジョルジ時代の大迫が相手のボランチのマークまでしなくちゃならないとぼやいていたのもそういうことですよね。 セレーゾ体制となって中盤の運動量を補う一つのやり方として守備ラインを上げて中盤との距離感(ボランチとの距離感)を少なくし、バイタルはCBの出足で潰すという守り方がとられました。昨季の昌子と植田が失点の批判を受けながら果敢にボールを潰しにいってました。ただGKとの兼ね合いもあるし、ボール持った相手FWに食らいつくやりかたなので相手FWにいなされると逆手に取られるやりかたでしたが... 何にせよ今のサッカー事情で4−4−2に戻すには、運動量が低下している小笠原(ましてや怪我明け)に代えてスーパーな外国人ボランチを獲得するか、ポゼッションをある程度捨てて守備ラインを深くし、リアクションサッカーに徹するか... あらたなボランチの獲得には今季のACL戦力としてフロントは動いたけど失敗してますし、リアクションサッカーに徹するならば攻撃的な部分の選手層も再考しなきゃなりません...それにサポからはつまらないサッカーと言われるし(笑) >大迫やダヴィといった強力なFWがいるなら1トップも機能するでしょうが、 >高崎や赤崎では荷が重すぎますよね。 高崎はボールの収め方がうまくないのか、身体のわりに競り合いに弱いのかでどうにもチャンスメイクの起点になれてませんね...個人的には正直もう少し鹿島のやり方に早い順応が見られると思ってたのですが。 ただハイボールの落としに関してはそこそこ強さを発揮できているのであとは落としへの周りとの連携面でしょうね... ACLが無くなり連携面への時間的余裕も多少できるのでまだまだ期待はしているのですが。 赤崎は1トップとなると対戦相手次第でしょう。 引いて守備的にくる相手だと1トップとしては機能しない...彼こそ2トップの一角的な選手では?厳しい言い方をすればボールは収められず裏をとるしかないので(^^;) 金崎の1トップはどちらかというとポジションを気にせずにフリーにプレーするので1トップというよりも0トップとして位置づけしたほうが良いのかもしれません。 個人的には金崎の飛び出しに魅力を感じているので2列目の起用が適していると思ってますが... カイオは前にスペースがあってなんぼの選手なんで、スペースが生まれやすいサイドに置きたい...土居はラインを背負って勝負するより中央で前を向いてボールを持たせたい...となると4−4−2にしたときの中盤構成より現在の中盤構成のほうに選手の能力適性が向いていることも否めません。 ここも4−4−2へ戻すのに踏み込めない要因かもしれませんね。 >なぜ1トップにこだわるのか。4−4−2に戻す選択肢は無いのか。 今後の選択肢としてはあると思います。 一つの理由としてはダビの復帰とジネイを獲得したことです。 そしてもう一つは夏の移籍期間に柴崎がチームを去る可能性が高いからです。 ACLという今季の鹿島にとって唯一世界に繋がる戦いの場を失い柴崎がその視野を海外に向けるタイミングとしては十分あり得ることでしょう。 こうなったときに鹿島としては禁断だった外国人2トップを採用する可能性は高いと思われます。もっともジネイの獲得を決めたからにはダビとの2トップも想定のことだと思いますが。 柴崎が抜けるとなればシステムの再構成は当然課題となるでしょう。 そのときにダビとジネイがいるのですからカイオを含めての攻撃陣とボランチに守備的要素を求めたリアクションサッカーにベースとした4−4−2にする可能性はあると思います。 |
ぽろんさん、監督が重要さん、丁寧な解説ありがとうございます。 セレーゾが1トップを採用する(せざるを得ない)のは、 中盤の守備が主な理由なんですね。良く分かりました。 FWは、ジネイがフィットすれば、ダヴィが復帰すればという 期待がありますが、ボランチについては如何ともし難いですね。 小笠原ははっきりと限界、そして柴崎が海外移籍したら・・・。 セレーゾは、ダメ監督ではないですが、戦力的な劣勢を戦術で補えるような 名監督ではないので、若手がよほど覚醒でもしない限り、 2ndステージも優勝は難しいと思います。 しかし、仮にセレーゾを斬ったとして、誰を監督にするのか? どうせアントラーズは、そんなに高い報酬は支払えないのでしょうから。 過去に栄光をもたらした日本人OBの名前を上げている人もいるようですが、 安易にレジェンドに全てを託すようなやり方は、ロクな結果を生まないです。 セホーン解任後のガンバの松波然り。 ゴドビ解任後のエスパルスの大榎然り。 結局、今シーズンいっぱいはセレーゾで我慢かな?と思います。 |