Page 835 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼トニーニョセレーゾの限界 since 1993 13/8/11(日) 14:42 ┗Re:トニーニョセレーゾの限界 鹿の湯 13/8/12(月) 15:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : トニーニョセレーゾの限界 ■名前 : since 1993 ■日付 : 13/8/11(日) 14:42 -------------------------------------------------------------------------
トニーニョの鹿島監督就任が決定したとき、ここの掲示板も賛否両論で盛り上がった。 前回6年間鹿島を指揮したときから、多くの問題点が指摘されていたからだ。 人柄が良く、陽気な性格のトニーニョは、フロントを始め、 異国の文化を持つ日本人にも受け入れやすい監督だ。 だが、最大の問題点は、サッカーの監督として自分のやりたいサッカーを 選手に表現させられないことであるのではないか。 言い換えれば、戦術を選手に理解させるコミュニケーションが下手だと言うことだ。 中田をサイドバックにおくことに関して、多くの者が疑問に思っている。 ただ、サイド攻撃を主流とする仙台相手に、守備専門のサイドをおくことは あり得ない選択ではない。 イタリア代表のカテナチオを担ったマルディーニのイメージだ。 鹿島の4バックは、片方のSBが上がるとディフェンダー陣がスライド して守るシステムなので、SBにもCBの守備力を必要とさせる。 カバーリングや前線へのパスに優れる中田を守備に活用させるのも悪くない。 ただし、昨日の仙台にはウィルソンがいなかった。 攻撃の要、梁も開始早々いなくなっしまった。 鹿島の選手の疲労具合を見極め、戦術変更などの打てる手はあったはずだ。 トニーニョの戦術に関して、非常に不安にさせる記事が先週号のナンバーにあった。 Number833号の、[ トニーニョ・セレーゾ/反町康治/西野朗 「あなたにとって“交代”とは何ですか?」 ]という記事だ。 ここで、トニーニョは選手交代に戦術的な意図を与していないことが露見する。 試合中ベンチ前で大声で叫んでいても、それが選手に伝わっていないのではないか。 トニーニョのサッカーを鹿島の選手達は理解していないのではないか。 昨年のジョルジーニョはある意味、選手任せのサッカーだった。 トニーニョは、ぎゃーぎゃー五月蠅いことを言っているんだが、 訳の分からないサッカーになっているような気がする。 トニーニョのミーティングは長い。 でも、その内容が伝わってなければ何の意味もなさない。 これが自分が勝手に思っている杞憂に過ぎなければよいのだが。 |
▼since 1993さん: >鹿島の4バックは、片方のSBが上がるとディフェンダー陣がスライド >して守るシステムなので、SBにもCBの守備力を必要とさせる。 >カバーリングや前線へのパスに優れる中田を守備に活用させるのも悪くない。 序盤こそ、西が高い位置をとって、後は3バックぎみという状態もありましたが、 それは束の間だったと思います。最近の良い時のようにラインを上げ、コンパクト にしようとするも、中田の裏を太田らにとられ、そのスペースのカバーに山村や ボランチが吊り出される場面の方が、むしろ多くなって行ったと思います。 結果、ただでさえスタミナ温存しながら戦わなくてはならない試合が、厳しいもの になり、後半の急速な運動量不足(誰も大迫のサポートに行けない)をもたらした、 というのが私の感想です。後半開始時に曽ヶ端が柴崎と山村に何かアドバイスして いたり、途中、小笠原が青木や山村に何か指示していた姿が記憶にありますが、 どのような内容だったのか知りたいところです。 前野は今回は疲労で休ませたのかもしれません。が、前野ならば前への推進力も あるし、前からのデフェンスも狙えるし、下がっても中央にしぼってCBを補助する ことさえ出来ています。これは戦術そのものを変えてしまうほどの違いですから、 せっかく良かった最近2試合とは違うサッカーをせざるを得なかったのは誠に残念。 >トニーニョのミーティングは長い。 >でも、その内容が伝わってなければ何の意味もなさない。 >これが自分が勝手に思っている杞憂に過ぎなければよいのだが。 とりあえず一般論として説明しすぎは要点を薄めてしまいますね。 単純に、目の前にフリーの相手選手がいたら、理屈抜きに必ず付け、と(西に) 教えていれば、失点をふせげていたでしょうから。 データ分析も大切ですし、高い理想(フィジカルトレなど)も大事ですが、基本的な プレーが出来ていない選手に高度な話をしてもダメでしょう。選手のレベルに応じた 発達段階を踏むことも考慮しないといけないのではないかと考えてしまいますね。 |