Page 1272 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼オリベイラ いおり 11/11/1(火) 21:28 ─────────────────────────────────────── ■題名 : オリベイラ ■名前 : いおり ■日付 : 11/11/1(火) 21:28 -------------------------------------------------------------------------
監督は、そのチームによって求められる役割が違いますよね。 試合に向けて方針を立て、それに向かう練習メニューをコーチに任すタイプもいれば、練習から試合までの色々をオーガナイズする監督や、いろいろ。 さて、鹿島の場合、鈴木強化部長のあるインタビューを借りれば、「育成は監督の仕事では無く、強化部の仕事である。」と言い切っています。怪我や選手の高齢化など、監督が日本人の若手を使わざるを得ない状況を生み出しつつも、ある程度の勝利も目指さないといけない。そして、数年に1度は優勝に絡むことを目指す。これが、強化部長が言っている基本的なスタンスなのでしょうか。 監督だけを切り出して、Jリーグで一番優秀であるとか、逆にマンネリでなっとらん、とか、などの議論は、もちろん話題としては十分ありですが、なかなか話が噛み合わないこともあるでしょうね。 戦術がマンネリというのも、非常に定義が広い話題ですし。 ナビスコ決勝で、浦和の状態を見て、新井場とアレックスが浦和のCBの横を上手く利用していましたが、青木が最終ラインに入っており、かつ原口元気のポジショニングの悪さを突く形も、戦術的にはそれをごく普通にオーガナイズ出来るのだ、という面においては、非常に高度な話であると思います。つまり、今だ皆、成長しているということでもあるのでしょう。 どこに新鮮味を感じるか?というのも人それぞれですが、MFの4人が最終ラインに入っても、システムが破綻しない、というのも見方を変えれば、非常に新鮮味のある楽しい出来事でした。それだけ、教育されていて、かつ、それが体と頭に染み込んでいるという証でしょうか。これは、監督とともに、コーチ陣の優秀さの賜物であるとも考えられます。 この連動性やバランスの妙、というものは、とても鹿島らしいと思います。 劇的な見た目の戦術変更というのも、時には必要なのでしょうが、来年1年当たりは、もう少しオリベイラ監督の下で熟成を重ねてくれることが私の希望ではありますね。 |